- ■フーパル
- 当時の上九一色村の第6サティアンは毒ガステロを引き起こした犯罪組織の本拠地ということでサリン等の毒ガス使用も懸念された。この為、強制捜査にあたる捜査員全員に化学防護服の着用が命令され銃撃戦の恐れもあるとして捜査員全員が拳銃携帯にてサティアン捜索に臨んだ。日本警察による犯罪捜査において捜査員全員が拳銃携帯で犯罪者の確保にあたることは実に稀なことで、いつも大半の捜査員は拳銃を持たずに捜査を行っているのだが、今回は相手があまりにも凶悪な犯罪組織であった為、捜査員の生命の安全を考え全員武装での捜査となった。通常、拳銃を携帯しても予備の弾薬まで携行することはないのだが、本件では予備の弾薬を携行して行った捜査員もいる。 当時の上九一色村は山梨県内にあるので本来は山梨県警察の管轄事件だが、今回のケースは警視庁管内で発生した事件と同一犯であったことと事件の規模があまりにも大きかったので警視庁主導での合同捜査が展開された。山梨県警からも大量の捜査員が派遣され警視庁捜査員と合流し隊列を組んで上九一色村へ向かった。これら大多数の捜査員の後を追って多数のマスコミ取材班も現場へ派遣されている。 テロ事件ということで警視庁刑事部の他に警備部も動員され、警視庁管轄下の機動隊員が大多数動員され山梨県上九一色村のオウム真理教第6サティアンへ派遣された。 警視庁刑事部捜査一課と山梨県警から動員された数百名の捜査員に加わり現場での捜索活動及び後方支援を展開。信者からの銃撃が想定されたので機動隊員もガスマスクと拳銃を装備し厳重警戒態勢にて現地入りした。 防衛庁(現・防衛省)は、オウム真理教が海外で軍事訓練なども行っている武装集団であり、強制捜査時に於ける組織的な武力抵抗により、警察力での対処が困難な場合の治安出動の可能性を考慮し、陸上自衛隊東部方面隊に対し第三種非常勤務態勢を発令していた。 また、教団がロシア製ヘリコプターおよびラジコンヘリコプターを所有していたことから、それを利用した無差別テロ攻撃に対処する為、木更津駐屯地の東部方面隊第4対戦車ヘリコプター隊に出動準備命令が出ていた[20]と言われている。 また第一空挺団には、教団の武力抵抗が現実となった場合の上九一色村教団施設に降下及び突撃の命令が下っていた。 地下鉄サリン事件は国内史上最悪のテロ事件であった。世界においても有数の凶悪テロとして犯行は社会の大きな混乱と広範囲の恐怖を引き起こすこととなった。 指名手配ポスター事件によりオウム真理教は宗教法人の認可取消処分を受けた。警察の捜査と幹部信者の大量逮捕により離脱者が相次ぎ(地下鉄サリン事件の発生から2年半で信徒数は5分の1以下になった)、オウムは組織として大きな打撃を受け破産したが、現在はアーレフに改組し細々と活動を続けている。また、代表の上祐史浩は、地下鉄サリン事件が起きた際、オウム真理教の事件の関与を否定している。日本の公安審査委員会は破壊活動防止法に基づく解散措置の適用を見送ったが、アメリカ国務省は現在もアーレフをテロリストグループに指定している。 多くの地方自治体が信者の居住をused trucks for sale し、商店主達は信者への品物の販売を拒否した所まであった。また、信者への住居の賃貸、土地の販売の拒絶も相次ぎ、幾つかの自治体では信者の退去に公金を費やすこととなった。 一方で、事件の被害者は後遺症に悩まされる日々が続いている。視力の低下など、比較的軽度のものから、PTSDなどの精神的なもの、重度では寝たきりのものまで、被害のレベルは様々であるが、現在の所被害者への公的支援はほとんど無い[21]。 この事件後、全国の多くの駅や街角からごみ箱が撤去され、営団地下鉄はこれ以降全車両のドアに「お願い 駅構内または車内等で不審物・不審者を発見した場合は、直ちにお近くの駅係員または乗務員にお知らせ下さい」というused truck for sale の警告ステッカーを貼りつけた(その後、東京地下鉄(東京メトロ)への移行に前後して英語版も掲出、同時期に都営地下鉄にも拡大)。同様のステッカーが他の鉄道事業者に波及するようになるのはアメリカ同時多発テロ事件以降である。 事件後地下鉄内に残されたサリンの除去に、創設後初めて陸上自衛隊大宮化学学校教官と、化学防護小隊が当たった。 3月30日、事件の指揮に当たった、国松孝次警察庁長官(当時)が自宅のマンション前で銃撃される事件が発生(警察庁長官狙撃事件)。オウム捜査の攪乱を目的に行ったと思われる。 4月19日には横浜駅異臭事件が発生したが、オウムとは全く関係無い便乗犯による犯行であった。 5月16日、松本被告逮捕の夜、青島幸男東京都知事(当時)宛の郵便物が開封した瞬間に爆発する事件が発生する(東京都庁小包爆弾事件)。 なお、同年6月に起きた全日空857便ハイジャック事件では犯人がオウム教団を名乗り、液体の入ったペットボトル(サリン入りとしていたが実際には水)を見せ「松本を釈放しろ」と要求した。犯人逮捕後、オウムとは無関係の愉快犯によるものであったことが判明した。 同年7月15日に『耳をすませば』と同時公開された『On Your Mark ジブリ実験劇場』はその内容やサリン事件の余波から、オウム真理教がモデルと考えたファンが多かったが、同作品の下書きは事件の2ヶ月前の為、実際はただの偶然である。 2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件は、公共交通機関を用いて一般旅客を巻き添えにするやり方から、本件がその雛形になったのではないかとする説がある。 地方の中学校及び高等学校などでは、本事件を受けて東京への修学旅行を中止するところもあった。 事件が発生した日、テレビではNHK教育以外全ての局において8:30以降の通常番組が報道特別番組に差し替えられた。この事件以降、麻原教祖逮捕に至るまで、毎週1、2回は「緊急報道スペシャル」として、オウムに関する報道特番が放送され、また、事件発生から2日後の強制捜査の中継も放送された。日本以外の世界各地でもオウム関連のニュースはトップとして扱われた(地下鉄サリン事件・麻原教祖逮捕)。 NHKを含む在京キー局の中で、used trucks と同時に事件速報がもっとも早かったのが、テレビ朝日で生放送中だった『スーパーモーニング』であった。 新聞・テレビなどの各マスメディアは、本年1月に発生した阪神・淡路大震災を中心に報道してきたが、事件発生日を境に全国ネットのメディアはほとんどがこのサリン事件を中心に報道するようになった。テレビではワイドショーはもとより一般のニュース番組でもこの事件やオウム真理教の事を事細かく報じ(興味本位の報道も目立った)、新聞も一般紙はもちろんのことスポーツ紙までが一面にオウムやサリンの記事を持ってくる日がほとんどでプロ野球関係が一面に出ることは5月までほとんどなかった。この過熱報道は麻原が逮捕される日まで続いた。 地下鉄サリン事件で使用されたサリンは松本サリン事件と同様サリンと他の薬品を混合させた純度の低いものであることが判明している。このため異臭が発生した。なお純度の高いものは無色無臭で、皮膚からも体内に浸透する。これに関して、麻原は「純度は低くてもかまわない」と信者に言い、攻撃を最優先させたと言われている(純度が高いものが使用されていたら死者が数千人以上出ていたと推定されている)。 北朝鮮工作員がオウム真理教のサリン製造に関与していたという都市伝説があったが[22]、元在日韓国諜報部員が近年著した書籍によると、そのサリンは海外から持ち込まれたものと合わせて、現在日本本土に保管されているという[22]。 これらの兵器では、used truck 良く知られている物ではサリンやVXガス・マスタードガスまたはイペリットなどが挙げられる(種類に関しては毒ガスの項を参照されたし)。初期の物では主に反応性の強い薬品から発生するガスであるが、後に生物の代謝機能に悪影響を与える物質などが利用されるようになった。これは揮発によるものだけではなく、液体が噴霧された霧状の状態を含み、今日の毒ガス兵器と呼ばれる物は、常温下に於いて液体(粘度の高いものを含む)の物が多い。 古くは有害で人体を蝕む化学反応を起こす物が利用されたが、近年ではサリンなどに代表される神経性の毒物(少量でも呼吸や心拍の機能を含む運動機能や感覚機能に甚大な影響を与える)が使用された。特に神経性の毒物では、神経系を信号伝達を不可能にして破壊する事から、予後が悪く後遺症が残りやすいとされる。また人体の代謝機能を破壊し、徐々に人体を蝕む薬品もあり、即効性は無いものの致死性のこれら兵器では、予後は極めて悪い。 主に反応性の強い薬品では、太陽光に含まれる紫外線などの働きにより、短期間で無害な物質に分解するとされるが、中には長期間の汚染を発生させ、核兵器程ではないにせよ周辺環境を悪化させる物もある。無毒化処理には強酸性や強アルカリ性の薬品と反応させたり、強力な紫外線照射や電流といったエネルギーを与え、分解又は化合を促す事で無毒化させる。または大量注水して安全濃度にまで薄めるなどの方法も取られるが、単純に薄めた場合は有害な汚水が大量に発生する事もあり、広域土壌の除染には向かない。ただしサリンは加水分解によって無毒化するため、水の散布が有効である。